月の見たモノ

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母の火傷

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先日義母がストーブにかけていたやかんの湯をポットに移そうとして、立ち上がって三分の二くらい入れたところで急に貧血になって倒れてしまい、太ももから足首まで重度のやけどをしてしまった。

すでに入院して10日ほど経つ。少々遠いのだけど、ナナを助手席に乗せてお見舞いに出掛けた。

ベットの上の義母は疲れた顔で、ボンヤリしていた。

手を振りながら近付くと「あら…遠くからご苦労様…」と、小さな声で言った。

「辛そうだね…ちゃんと食べてる?」義母の手を握るととても温かい。

「あら?冷たい手。寒かった?」逆に義母が私の心配をする。

「フフフ…私の手は冷たいから目が覚めるでしょ」
「うんうん…気持ちいい」

治療が毎日辛いと嘆き、動けない事も苦痛のようだった。

色々話しているうちに、声も元気になってきて笑い声も聞こえるようになった。

ふと見ると、爪が伸びている。今度は爪切りを持ってくると言うと、持ってるというので爪を切った。

何にも食べたくないという義母は、お見舞いの品をみんな拒否しているというので、私は何も買わずに冷凍室に保存してあったブラウニーを2切れバックに入れて出掛けた。

テーブルにそれを乗せておしゃべりしていたら「それ、なに?」と、気になるようだ。「チョコレートの焼き菓子。作って冷凍してたの。食べる?」

義母は一口サイズに切ってくれと、わがままを言いながらもパクパクと食べてくれた。

帰り際、義母の手を握ると「ヒロさんのご両親に宜しく」と、ギュッと力を入れて「これがその握手」と、笑った。主人の分もちょうだいと、ねだるとまたギュッと力を入れてくれた。

「あの子に愛してますよ…と、伝えて」と言うので大きく頷いてオッケー♪と答えた。

羨ましいなと思う。言葉にしてもらえる主人が羨ましかった。

往復5時間。今日の夕食は主人のおごりだ。
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by syu1212h | 2013-02-21 21:31 | 日々の事